主催:株式会社ニコン・トリンブル
フェアの事前紹介
■原口教授特別講演の概要(12:15~13:15)
「地形画像診断の最前線と地図情報のDX化」
特別講演のアジェンダ
- 事例紹介
- 熱海土石流の事例
- 地形画像診断の提案
- 地形のデジタル化、オープンデータ化の状況
- オープンデータを用いたITMS(情報透過型地図システム)
- 地形測量から地形画像診断へ
論文
- 「UAV 搭載レーザー測量による植生密集斜面の可視化」
研究の背景と目的(論文抜粋)
近年,機器の小型・軽量化によりUAV搭載可能なレーザスキャナが使用2)できる環境が揃ってきた。UAVでは低高度・低速度の計測飛行により航空レーザより10倍以上の点群が取得でき、より詳細な地形計測が可能となる。このような背景から植生が繁茂する7月末~8月の計測条件として最も厳しい時期を選び,急傾斜対策工事の予定斜面でUAVレーザ計測を実施した.本文では植生密集斜面でのUAVレーザ測量の適応性を,計測事例を示すことでの検証することを目的とする。
- 「土砂災害時の点群データ活用と地形画像診断の提案 -2021年7月熱海土石流災害を例としてー」
研究の背景と目的(論文抜粋)
ここでは熱海伊豆で発生した土石流災害(図一1)を例に,発災前に静岡県が公開していた地形のオープンデータ(図一2)を用いた地形の分析内容と地形画像診断例を示す。この事例を踏まえ,点群データの活用法や災害時の対応,さらに地形画像診断ついて提案することを目的とする。